パワースポット!川棚のクスの森で逆にパワーを吸い取られる思いをした【山口の旅】

高さ27m、幹回り11.2m。東西58m、南北53mに伸びる枝。

重さに耐えきれなかった枝は折れることなく再び地に着き根を張ります。

下関市豊浦町川棚にある一本の巨大なクスノキ。

いちのまる
いちのまる

空を覆うように生い茂る様がまるで森のように見える!

ということで『川棚のクスの森』と名付けられました。

 

川棚のクスの森の場所

中国自動車道の小月ICを下り左折します。

国道491号線を道なりに進み岡田上の信号を直進。

県道35号線に入ります。そのまま道なりに進むと到着します。

国道491号線が少しややこしいのでナビに入れるか地図で調べて向かってください。

 

川棚のクスの森の風景

川棚のクスの森

樹齢はなんと!1000年以上!

パワースポットとして人気です。

 

川棚のクスの森

1922年(大正11年)、国の天然記念物に指定されています。

天然記念物は動物や植物などで日本にとって学術上価値が高く保護すべきものをいいます。

 

川棚のクスの森

川棚のクスの森には戦国時代の大内義隆に関する逸話が残っています。

あるとき室津にて雲雀毛の素晴しい馬が生まれました。血統は磨墨と生食の子孫。里の人々は『駿馬現る!』と大層喜びました。噂は瞬く間に広がりすぐに大名の大内義隆の耳に入ります。
義隆はすぐに馬を献上するように命じ馬を手にいれます。彼は愛情を持って育て自慢の乗馬としました。
義隆は陶隆房の謀反によって殺されてしまいます。そのとき愛馬も死んでしまったため気の毒に思った家臣が川棚のクスノキの下に埋葬しました。
ところが成仏出来なかった馬は霊となり暴れまわり住民を困らせます。彼らは霊を落ち着かせるため大木を霊馬身として祀ることにしました。その後、霊が出ることは無かったといわれています。
磨墨と生食
『するすみ』、『いけづき』と読みます。
この二匹の馬は平家物語の宇治川先陣に登場します。磨墨は梶原景季、生食は佐々木高綱の愛馬。両者とも源頼朝から賜った馬です。
宇治川先陣は二人のどちらが先に宇治川を渡れるかという話ですが、これ以上説明すると完全に脱線してしまうので気になる方は平家物語を読んでください。

 

終わりに

始めはあまり期待していませんでした。

ただの大きいクスノキだろ?くらいに思っていました。ですが圧倒されました…。

いちのまる
いちのまる

生きようとする意志がグイグイ食い込んでくる感じです。油断したら命が吸い取られてしまうのでは?と思わせるほどにです。ただ、皆さんはパワーをいただけるスポットとして訪れているようなので、思うところは人それぞれなんです。

おしまい!

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