菊鹿シリーズで日本ワイン界を盛り上げる熊本ワインへ行ってきた【熊本の旅】

熊本ワイン株式会社は鹿児島県を本拠地とする本坊酒造と南九州コカ・コーラボトリング株式会社が共同出資して1999年(平成11)に設立されたワイン醸造所です。

契約農家からぶどうを買い取り良質なワインを造り続けています。特に菊鹿町で栽培されるぶどうから醸造される菊鹿シリーズは引手数多で入手が困難なことで有名です。

それでは、熊本ワインの風景をお届けしようかと思います。

 

熊本ワインへのアクセス

熊本ワイン

自動車なら国道3号線(薩摩・鹿児島街道)から大窪2丁目の信号のところから県道332号線に入ります。側道を入ったらすぐ右に入ります。まっすぐ行くと県道303号線に入り全く別の方向へ行ってしまいます。

道なりに突き進むとフードパル入口の信号に出るので更に直進。そうするとフードパルの案内板が出てくるのでそれに従えば熊本ワインの案内板も出てきます。まぁ、カーナビかgoogle Mapで熊本ワインを調べれば出てくるんですけどね。

電車はJR西里駅からフードパル熊本行が出ているのでそれに乗ればok。バス停から歩いて5分くらいで着きます。

 

熊本ワインの様子

熊本ワイン

 

熊本ワイン

 

熊本ワイン

こんな感じでガラス越しに醸造所の見学ができます。

企業が出資しているだけあって立派な施設ですね。

 

熊本ワイン

売店の外に少しだけぶどうが植えられています。

 

熊本ワイン

店内はやたらに撮影したくないのでお店の方に許可を得て一枚だけ撮りました。

左上の菊鹿ナイトハーベスト小伏野と左下の菊鹿セレクション五郎丸は生産本数が極小のレアものです。

販売当日の朝6時から並んでやっと入手できるほどらしい…。

いつかは飲んでみたいものです!

 

菊鹿シャルドネのテイスティングコメント

熊本ワイン

車のひとり旅だったので現地でのテイスティングは出来ませんでした。ですので宅飲み。

簡単なテイスティングコメントで記事を締めくくりたいと思います。

菊鹿シャルドネは2014年と2015年に収穫したものをブレンドして出来ています。何パーセントかはわかりませんが木樽も少々使用しているようです。

色調は輝きのある淡いグリーンが強めのイエロー。若々しいことを証明しています。粘性は中程度。

香りはしっかりとしていて、溌溂としたハーブや青りんご、桃のような甘味と酸を想像させるような香りがあります。また硬質感を感じさせるミネラルのニュアンス。樽由来の香りはあまり感じられない(少し杏仁、アーモンドの香りがするかな)のでそれ程比率は高くなさそう。

味わいは活き活きとした酸味が特徴。アルコール由来のまろやかな甘味と余韻に残る苦みがワインにコクを与えている。

冷やしめでキリッと飲んでもいいですし、少し温度を上げて香りを楽しむのも良し。グラスは小ぶりなグラスで十分です。

合わせる料理はなんだろうか?飲んでいる時に柔らかめの少し酸あるチーズが食べたくなりました。

ちなみに和風醤油のキノコスパゲッティ(レトルト)を食べながら飲みましたがなかなかの相性でしたよ!

 

菊鹿カベルネ樽熟成のテイスティングコメント

熊本ワイン

日本の赤ワインは本当に造るのが難しいようでなかなか素晴らしいものに出会えません。しかしこの菊鹿カベルネ樽熟成は違います!

このワインは菊鹿町産のカベルネ・ソーヴィニヨン2014収穫ものを100%使用しステンレスタンクで発酵、その後オーク樽で1年間熟成させたものです。

樽でごまかしたよくあるワインとは違いぶどうそのものと発酵によって発生した香りを樽が上手に支えている感じのとてもバランスの良い仕上がりになっています。

それでは私なりのテイスティングコメントをどうぞ!

艶のある淡いガーネットで縁は透明に近い。粘性はしっかりしている。見た目ではカベルネソービニヨンだと予想できない。

香りはしっかりとしていて、日本のワインにしてはアルコール度数が高そうな感じ。フルーツはブルーベリーやカシス。樽由来かチョコレートのようなビターさや甘さが取れる。甘草のような甘い香りもある。

ファーストアタックはやや強め。まろやかな甘み。タンニンはやや強い。後味に程よい苦み。意外と酸味があり酒躯を引き締めている。

余韻は長い10秒近く残る。提供温度は16度くらいかな。大振りなグラスは使わなくてもよさそう。デカンタもいらない。

料理は豚の生姜焼きが食べたくなった。

おしまい!

タイトルとURLをコピーしました