へびは縁起が良い。
中でも白へびは美しく高貴で珍しいことからありがたい存在として神格化されています。
今回訪れた岩国市は昔から白へびが集中して生息、繁殖しています。
これは他に類を見ない珍しい現象だそうです。
それでは白蛇神社の風景と共に岩国の白へびについて見ていくことにしましょう!
岩国白蛇神社へのアクセス
山陽自動車道の岩国ICを下り右折し国道2号線に入ります。
10分程進むと錦見3丁目の信号がありますので右折して県道15号線に入り5分程進むと右手に白蛇観覧施設の看板がありますのでそれに従って曲がれば到着します。
無料の駐車場が用意されています。
岩国の白へびについて
岩国の白へびはアオダイショウのアルビノです。
起源は不明ですが史料から判断するに江戸時代には存在していたようです。
当時へびは米蔵で悪さするネズミを食べてくれるありがたい存在でした。他にみない真っ白なへびは神の使いのように見えたことでしょう。
岩国の住民たちはこの白へびを家の守り神として大切に保護したため自然とその数を増やしていったのだと考えられています。
1924年(大正13年)には今津、麻里布、川下地区が国の天然記念物の生息地域として指定。
1955年(昭和30年)に岩国白蛇保存会が設立され、1972年(昭和47年)には白へびそのものが『岩国のシロヘビ』として天然記念物に指定されました。
しかし生息地域の近代化が進み、へびにとっては行き難い世の中になってしまいました。
餌のネズミは人の手によって駆逐され、徐々に白へびの数が減少しているそうです。
減少、絶滅を食い止めるべく岩国白蛇保存会は『群馬が誇るへびのメッカ・ジャパンスネークセンター』とタッグを組み病気や幼蛇餌付に関する研究、実施を行っています。
我が群馬のへびセンターがこんなところで活躍しているなんて知らなかった!
自然環境に近い野外施設で飼育し卵を産んだら屋内施設で保護し孵化させています。
幼蛇は3年間人工管理しその後、野外施設に放すというサイクルで白へびを保護しています。
本来であれば完全に自然な環境で繁殖させたいところでしょうが難しいのでしょう。
岩国のシロヘビについては以上です。
終わりに
神々しいですね!
ルビー色の眼が際立っています。頭の形も大きく綺麗です。
また岩国に寄ることがあれば白へびを見に来たいな。
おしまい!