北九州市の洞海湾に架かる若戸大橋です。
かつては若戸大橋の下辺りに中ノ島という小さな島があり、そこに城が建っていました。
若松城、または中島城と呼ばれていたそうです。
1500年前半には城があったとされていますが、築城年や築城者は不明です。
船の往来を監視するために造られたものだと思われます。
関ヶ原の合戦後の1601年、筑前入りした黒田長政は国境を守るため黒田六端城と呼ばれる6つの城を築きました。
その中の一つが若松城で城主は三宅家義という武将でした。
1615年の一国一城令で若松城は廃城に。
軍事目的で再び島が使われたのは幕末です。
どうやら砲台が設置されていたようです。
1940年、島は人工的に削られ海に沈みました。
終わりに
洞海湾、若戸大橋周辺では夏になると『くきのうみ花火の祭典』が開催されます。
様々な花火が打ち上げられますが、中でも若戸大橋を利用した260mのナイアガラ花火が素晴しいとのこと。
いちのまる
行って見てみたいですけど、人混みが苦手なんです。30万人以上の人が花火を見に来るそうなので混雑するんだろうな…。
おしまい!